学校と学生の信頼関係を守るために、最低限必要なこととは

最近、気になることの一つに、「世間で無料のシステムが横行している」ことがあります。

システムを販売・管理をしてわかることは、システムを維持する・最新のシステムを提供するためには、多額のコストがかかるということです。

 

通常の維持コスト、開発コストに加え、お客様に直接お伝えすることは、少ないけれど、弊社がお客様にとって重要だと考え実装してるコストもかなりあります。

 

WSDBでいうと、代表的なものは

・情報漏洩防止のため、アウトソーシングをせず、国内技術者が開発。

・情報漏洩防止のため国内産クラウドサーバを使用。

・サーバは2カ所を使い、災害時にもシステムが使えない時間を極力少なくするための工夫。

・システム費用として計算しない卒業生に関わるデータに関わるコスト

 

仮に全てが無料となると、コストを別の方法で利益を出し補うという事になりますので、学生の情報の利用が最も一般的なものとなります。

これは「利用」といえば言葉は柔らかいものの「個人情報を販売し無料でシステムを使っている」という状態となります。

 

 

特に日本語学校の学生は、外国の学生を相手にしています。

国によっては、個人情報の取り扱いは非常に敏感です。

 

システムを無料で使い、広告閲覧データや、使用履歴データを勝手に運営会社に使わせる場合、個人情報利用規約を「学生と学校」が結べているのかが、重要な問題となってきます。

 

学校が学生の情報をシステムに入力し、学校で学生を管理(管理というとちょっと表現が悪いですが)するために使うという事は、情報を集めるプロセスから、学生に容易に伝わります。

 

しかし、個人情報が学校の外部に利用されているとなった場合は、話が変わります。

学校が入学前から、『個人個人の学生にきっちりと自分たちの学校が使っているシステムと、そこに入力された情報が何にどのように使われるのかを説明し、学生が拒否すれば、該当学生のデータは入力しない』などの処置を講じなければ、学生が学校に不信感を感じるだけでなく、「個人情報」を勝手に利用したと判断されます

 

弊社は、「学校様」のためになると信じ「学生中心」でものを考えてシステムを構築しています。(留学申請部分は、学生が日本留学をしたいと思った時に「どの学校でも、必要な内容は同じ」という状態にすることで、学生の負担を減らし、日本留学に貢献したいという思いで作られています。)

 

「子供」の人権に対しても考慮すべき時代、まして留学生は「大人」です。

「日本語が不便で訴えられる心配がないから」という学校様はいないと思いますが、このようなシステムを利用なさる際は、学生にしっかりと説明し、コンセンサスを取り、信頼関係を築いてから利用していただきたいものです。

 

かつて、日本語学校で働き、今みなさまをサポートしている者として、「日本語学校は金の代わりに個人情報を売るとおもっているのか、舐めるな!」と言いたくなってしまいます。

株式会社OneTerrace

スクールソリューション部

ビジネスマネージャー

井上 智之