先日ニュースで『山口二郎教授が指摘「デジタル庁発足に合わせて文書をすべて西暦表記に」』(Yahooニュース 2020/12/22)という記事を見ました。
日本語学校でお勤めの皆様なら、同じような意見をお持ちの方も多いのではないでしょうか。留学生が役所にいって書く書類、「和暦ではなく西暦なら混乱も少ないだろう」にと…
最近、弊社システムを導入してくださるお客様からよく聞くのが「学校の運営が独自になりすぎたから、それを脱却するためにシステムを導入したい。」というお声です。
学校として特色を出したいのは『教育』なので、学校の作業などはなるべくシンプルに管理したい。しかし、学校の中で独自の文化が育ってしまい、学内だけではその紐をほぐすことも難しい。そこで、新しいシステムを導入する際に、一度作業を見直しシステムに合わせてシンプルに管理をしていきたいというお話です。
このお話をいただくのは、実はとても嬉しい反面、非常に緊張します。嬉しいというのは、弊社を単なるシステムを販売している会社としてではなく、学校に対して常に改善を提案してくれるパートナーとして選んでいただけたという事だからです。
緊張は、既存の作業をしていらっしゃるスタッフの方の話を聞き取り、作業の道筋をシステムでどう再現していけば、今までよりも効率がよいと感じていただけるのかを考えなければいけないからです。
これは、弊社が日本語学校経験者をスタッフとしているからこそできる特徴でもあります。
学校様の要望に合わせてお金を払っていただき、個別カスタマイズをしてしまうというのは簡単です。しかし、学校様の問題を解決していくためにまず必要なことは、学校様の状況のヒアリングと、問題解決プロセスを明らかにし、システムカスタマイズでその問題が本当に解決できるということを明確にすることです。また、新たな運用の提案をした後で行わなければ、結局は多額の費用を払っていただき、利用しないものを作ってしまうことになります。
今後のシステム提供者は、お客様をいかにガラパゴス化させずに、メリットのあるものを提供していくかが求められているのではないかと思い、実現していければと考えています。
株式会社OneTerrace
営業
井上 智之