中国の個人情報保護が可決されました。

中国で個人情報保護法案が可決されました。

 デジタル化が進む一方で、EUの一般データ保護規則(GDPR)を含め、個人情報の取り扱いは、各国・地域ごとに差があります。

 留学生領域は、留学生の母国が世界各国にあるため、個人情報の取り扱いについて非常にデリケートな立場にあると考えています。

 WSDBを販売していく中で、お客様から学生の親御様に対してデータを閲覧する機能を作って欲しいという要望が出てくることがあるのですが、現在は親御様に対して特別に閲覧機能を作るなどは行っておりません。

 親御様に共有いただく際は、学生様の理解がなければ共有できないような形式になっております。

 これは、専用の機能をつけてしまうと共有が簡単になってしまい、現地の法律を気にせず情報を渡ししてしまうということが発生した場合、かえって学校様にご迷惑をおかけすることになるからです。

 今回の中国の個人情報保護法では、特段学生の学習状況を報告する事が個人情報保護法に抵触するような部分はないように感じました(あくまでも、筆者が調べた範囲です。間違っている場合は、ご指摘いただければ幸いです)が、様々な国・地域の学生様のデータをお預かりしている関係上、我々提供者側が、無責任な仕組みをつけないように気を付けています。

 無料システムの中にはBtoBで利用するものと、BtoCで利用するものが混同されているシステムも多く出回っています。

 皆様もシステムをご検討の際は、「現地法の対象範囲がどこまでか」というところは、お気をつけください。情報を集めるタイミングなどによっても、学生様の情報を集める際の注意点が変わる事があります。

 「個人情報保護の認証などを取っていないシステム」を使い情報が漏洩した際は、知らなかったという事にはならないのですから。

TechCrunch Japan)「中国で個人情報保護法が可決」

https://jp.techcrunch.com/2021/08/23/2021-08-20-china-passes-data-protection-law/

株式会社OneTerrace

スクールソリューション部

井上智之

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